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にきび(尋常性ざ瘡)

Acne/acne vulgaris
にきびは1回の受診では治らない病気です。治療には根気強さが必要で、長期の通院が望まれます。当院では、まず基本的な洗顔から指導し、外用薬を処方して治療を行います。
また、残ってしまったニキビ痕については、ケミカルピーリングでの治療が安価で効果的です。

にきびとは

ニキビができる原因は皮脂分泌の増加、毛穴のつまり、アクネ菌の増殖が関係しています。
ニキビは皮脂腺が発達し、皮脂が多すぎたり、毛穴の出口がつまったりすることで、毛穴の外に皮脂が出られずにたまってしまうことから始まります。この状態をコメド(面ぽう)と呼びます(白にきびや黒にきび)。
コメドの内部は、アクネ菌にとって発育に適した環境になっているので、コメドの中で菌はどんどん増えていきます。増えすぎた菌に対抗するために免疫が働いて炎症が起こり、ニキビは赤く腫れあがっていくのです。
始まりは、小さな毛穴での皮脂のつまり。それが進んで赤ニキビになってしまったときには、すでに毛穴の奥では炎症を引き起こす物質が活発につくられています。
さらに悪化して化膿すると、毛穴の奥にある毛包の壁が壊され、炎症を起こすさまざまな物質が周囲に流れ出ます。 コメドを放置しておくと化膿したニキビがどんどん増えていきます。

治療

ニキビの種類や状態はもちろん、体質や生活習慣などでも治療方法は違ってきます。症状に合わせて長期的な治療計画を立てたうえでおこないます。
●内服薬
抗生物質(菌の繁殖を抑える薬)や炎症を抑える薬、皮脂の分泌を抑える薬などが処方されます。漢方薬を処方されることもあります。
●外用薬
菌の繁殖を抑える薬、炎症をやわらげる薬、毛穴のつまりを改善する薬などが処方されます。症状によって、組み合わせて使うこともあります。顔全体につけたり、ニキビの部分だけつけるものなどがあります。
●ケミカルピーリング(自費)
ケミカルピーリングの薬剤がニキビ菌を殺菌します。また、毛穴の閉塞の原因となっている毛穴の出口付近の過剰な角化に対して、ケミカルピーリングの酸が作用しその角化を緩め、毛穴の流れを良くする働きもあります。
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