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顔面神経麻痺

facial paralysis

顔面神経麻酔

顔面神経麻痺は、顔面の筋肉を動かす神経に麻痺が生じる病気です。
中枢性のものと末梢性のものに分けられ、中枢性のものは、脳出血、脳梗塞、脳腫瘍などを原因として発症します。
一方で、末梢性のものは、主にヘルペスウイルスの再活性化が原因です。割合としては、末梢性の顔面神経麻痺が大部分をしめます。

症状

額にしわを寄せることができない、まぶたを閉じるのが難しい、表情を作れない、水を飲もうとすると口から溢れる、口を膨らますことができない、といった不都合が生じます。
また、めまい、難聴、味覚障害、涙・唾液の分泌量の減少、といった症状が見られることがあります。

治療

顔面神経麻痺麻痺出現直後の急性期の治療方法は確立されてはいるものの、4ヶ月を過ぎて麻痺が残ってしまった場合、その後の治療は放置されている場合が多いようです。
当院では適切なリハビリを指導すると共に、1年目ぐらいから問題となる顔面の拘縮・非対称に対する治療を行っています。これには手術による治療と、主に拘縮を解除するためのボトックス注射を組み合わせて、良好な結果を得ています。
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