top of page

粉瘤(アテローム)

atheroma
チェックマーク.png

粉瘤(アテローム)とは

皮膚の中に皮膚の袋ができ、本来皮膚表面から剥がれ落ちるべき角質(垢)が袋の中にたまってできるできものです。角質(垢)がたまるともに少しずつ大きくなっていきます。身体のどこにでもできますが、顔(特に耳の周囲)、背中、殿部などにできやすい傾向があります。

症状

皮膚の表面にこりこりした丸いしこりとして気付かれることが多く、基本的には自然治癒はあまりありません。放っておくと徐々に大きくなっていきます。しこりの中央の開口部が黒い点としてみえることが特徴的です。
通常はしこりがあるだけで、他に症状を伴いません。しかし炎症を起こすと急に大きさが増大し、赤く腫れ、痛みやかゆみを生じます。中央の開口部から独特の匂いのする膿が出たりすることがあります。
背部・殿部では皮膚が分厚いため、感染を起こした際に大きな膿のたまりを形成しても膿が自然に排出されないため、強い痛みが長続きすることがあります。このような場合には切開して排膿してあげることが必要となります。
また、耳の周りなどで多発する場合には、においに悩まされることになります。粉瘤自体、全例切除する必要はありませんが、感染時に重症化が予想される場合、生活の質を下げる場合などでは積極的な切除を勧めさせていただいています。また、お顔の場合は5ミリ程度までだと2ミリ穴からのくり抜き法により、ほぼ気にならない程度の傷あとで治療することができます。

治療

炎症を起こしていない場合は袋全部を切除して根治することが可能です。小さなものについてはできるだけ初診時に切除する様にしています。また以前粉瘤と診断された方や、他院で粉瘤と診断された方で、当日摘出を希望される方は、予約の際にその旨をお伝え下さいますようお願いします。時間がかかる手術は午後の時間帯に行っています。
診察・相談の上、局所麻酔科に以下の方法のどちらかで袋と内容物を取り出します。
くりぬき法:皮膚に小さい穴をあけ袋と内容物をかきだします。顔など傷が大きいと困る場合、小さな粉瘤の場合などにむいています。小さな穴からの操作になりますので、取り残しして再発する可能性が少しあります。
紡錘形切除:大きもの・炎症を起こしたことがあるものは皮膚を
紡錘形切開し、切除・縫合します。取り残しの可能性がほぼありませんが、粉瘤の直径の1.5〜3倍の1本線の傷あとができます。
炎症・感染を起こしている場合は、基本的に上記の手術は出来ません。特に膿のたまりとなって痛みが強い場合は表面を切開して膿を出してあげる処置が必要になります。
発生した粉瘤全てを切除する必要はないと考えますが、大きな粉瘤は炎症・感染を起こした場合重症化しやすいと思われます。露出部なら5㎜〜1㎝、非露出部でも1〜2㎝を超える物は積極的に摘出した方がいいです。また以前感染を起こした物が再発した場合も同じことを繰り返す傾向があると思いますので、小さい間に摘出をお勧めします。
HPタイトル2.jpg
bottom of page